2016/03/28 17:46
セルフホワイトニングというのは、歯の汚れを落とすものなので、お客様の歯の色以上に白くなることはありません。
元の歯の色がとても白い方は、ケア後かなり満足されますが、もともと黄みが強い方は真っ白にならないことにがっかりされることもあります。
みなさん汚れがとれてくると「もっと白く、もっと白く」とさらに白さを求めるようになります。
なぜ、元々の歯の色が人によって違うのでしょう?
歯は3層構造になっています。
表面を覆うエナメル質、その内側にある象牙質、中心部にある歯髄(神経)です。
元々の歯の色の違いは象牙質の色によるものが大きいようです。
象牙質の色は乳白色をしていますが、より白っぽい人もいれば、黄みっぽい人もいます。
エナメル層は半透明なので、この象牙質の色が透けて見え、それが歯の色となります。
私たち黄色人種は白色人種に比べて象牙質が黄色みをおびていたり、エナメル層が薄く象牙質の色が透けて
見えやすいといった傾向があると言われています。
その他、以下のような内因性の原因によって歯が黄ばんだり変色している方もいらっしゃいます。
・加齢
・テトラサイクリン系抗生物質の服用
・エナメル質形成不全症
・高濃度フッ素摂取
・歯の神経が死んだ時
このような原因で、元々の歯の色が黄色みが強い方は、残念ながらセルフホワイトニングでは白くなりません。
しかし、あきらめずに歯科医院に相談されてくださいね!